
共同炊事場で朝のコーヒーを淹れる。この湯呑茶碗で水を飲み、ビールを飲み、赤ワインを飲み、コーヒーを飲みました。ミニマリストを目指すならまずカップから。

大沢温泉の高台側はこんな感じ。田んぼとソバの畑。朝食から出発まで時間があったので少しだけ足あとをつけにぐるぐるしました。

大沢山神神社。花巻周辺の神社の多くが山岳崇拝です。未製材の鳥居がいいね。

出発前に玄関で記念写真。

盛岡に行った翌日、今度は東北本線を南に少し下って北上市に行きました。花巻の温泉をベースキャンプに岩手県内を巡る感じ、なかなかいいです。荷物も宿に置いておけるし。

駅から3kmほど離れた北上展勝地まではタクシーでぴゅーっと。今日も北上川の水量は覆い。上に小屋のような飾りがついた水門がかわいかった。

レストハウスで早めのお昼ご飯。お店の人がお蕎麦を勧めてくれたのに、ハンバーグとあんかけラーメンを食べました。余裕があったので名物という展勝地もちを食べました。美味しい。岩手はもち文化です。

レストハウスからけっこうきつい坂を登って「みちのく民俗村」へ。敷地内にある北上市博物館の付随施設で、県内から29棟の古民家を集めて屋外展示しています。

大型の農家。囲炉裏の回りが広い。室内作業場だったのかも。

武家屋敷。

昭和2年に建てられた黒沢尻高等女学校旧校舎。内部は民俗資料館になっています。

農村風景の再現。住居に馬小屋がくっついた南部曲り家の農家が2軒見えます。

陣が丘の展望台に上って展勝地と北上市街を臨む。

北上市立公園展勝地には大正9年に行われた植栽事業で植えられた桜が約1万本あります。青森県の弘前、秋田県の角館と並んで「みちのく三大桜名所」のひとつに数えられていて、春には県内外から多くの人が集まります。ここに並んでいる桜も。幹の太さから見てその時に植えられたものがまだ現存しているようで、樹齢100年を超える迫力の桜並木が1kmほど続きます。

北上市街と展勝地を繋ぐ珊瑚橋。昭和8年。日本に現存する数少ないカンチレバートラス(ゲルバートラス)橋のひとつです。

北上に来た理由の一つがこの橋を見ることでした。昔から橋が好きですが、中でもトラス橋、その中でもカンチレバー式のトラス橋に一番美しさを感じます。この橋もレモンイエローが風景の中でとてもきれい。
1971年に下流側に外付けで歩道が取り付けられて外観が少し変わってしまいましたがこれも歴史の一つなので仕方ありません。これはこれで遠景の水平ラインが強調されて悪くない。

左右の橋脚からやじろべえのようにバランスを取りながら桁が伸ばされて、中央で繋がります。が基本的に構造としては接合しないので接する部分に隙間が残るのがひとつの特徴です。(写真はストリートビュー)

橋の中央部を歩けなかったのは残念ですが外から見るトラスも良いものです。今年で橋ができてから93年。なんと母と同じ年齢ではないですか。

16時半に大沢温泉に戻って、食堂「やはぎ」で晩ごはん。チキンカツ美味しかった。先にソースを敷いてその上にカツを乗せるなんて、古い湯治場の食堂にしてはやることがおしゃれすぎる。

廊下には照明がないので、中館の部屋から障子越しに漏れる光が灯り代わりです。この部屋に本当に泊っている人がいるのか、それとも照明のために部屋の電灯をつけているのか最後まで判断つきませんでした。